おはようございます三井堂です。
今日は歯医者に行くのでお休みをいただいています。
行くまでの時間に昨日分の仕事の更新です。
まずはオメガスピードマスターオートマの続き
比較的綺麗な状態ですが少し湿気の影響が見られます。
プッシャー付近の部品に錆が出ているのは、プッシャー内部のグリスの乾きにより動きが渋くなり空隙が生じて軽く湿気混入と推測しています。
一応グリスアップして動きの改善と防水性能の確認をしています。
錆びた部分は表面的な部分なので強度を損なわない程度に削って錆を落としました。
見慣れた光景・・・
ネジの形状を覚えているので分け方は適当です。
組み上げて振角250程度、歩度+10秒弱
リセットもちゃんと機能しています。
つぎ!グランドセイコー8J56
9Fの1世代前の機械
ベースの8J自体はドルチェからGSクレドールまで幅広く使われていました。
ただし日付と短針早送りがついているのはGSクレドールのみです。
セイコーらしいカレンダー回り
本剣車の右上が短針早送りを司る歯車ですが、よく壊れている個体があります。
この個体は大丈夫ですがしっかり洗浄とグリスアップします。
歴代セイコークオーツの中でもトップ5に入る組みづらい機械
裏回りの不安定さ、ハックレバーの建付けの悪さが酷いです。
後年になると黒いプラ製の抑えに固定穴が一つ追加されやや改善されています。
バラバラになりました
クオーツとはいえ構成部品は結構多め、したがって油をさす場所も多いです。
多寡の調整は当然のことながら機能や動きを意識して注油していきます。
組み上げて消費電流0.89μA
外装研磨を施したケースに収めてテスト中です。
つぎ!ウォルサム手巻き
アシルト社製の手巻き
中三針の機械になります。
店売用のものですが巻き芯や機械部分に錆などもなく非常に綺麗です。
さすがに一番芯上下には摩耗があったので調整してあります。
他殆ど使用痕がなく綺麗なものです。
振角300度弱、歩度+10秒程度で調整中。
ケーシングしたところ、ほんの少し腐食がありますが上から金メッキをかけなおしてあるので進行は抑えられるかと思います。
裏蓋にはmade in USAの刻印 いまとなっては珍しい刻印かもしれません
中はスイス製の機械、ウォルサムは1954年からスイス製の機械を載せるようになったので、ムーブメントの年代と併せて考えるに1954~60年ごろの時計だと推測します。
年代を考えればまずまず美品でしょうか、針は少し酸化反応かメッキ剥がれか変色が見られますが文字盤との調和を考えてこのままにします。
しばらくランニングテストして販売予定です。
次の出勤は月曜日です、それではまた!
今日は歯医者に行くのでお休みをいただいています。
行くまでの時間に昨日分の仕事の更新です。
まずはオメガスピードマスターオートマの続き
比較的綺麗な状態ですが少し湿気の影響が見られます。
プッシャー付近の部品に錆が出ているのは、プッシャー内部のグリスの乾きにより動きが渋くなり空隙が生じて軽く湿気混入と推測しています。
一応グリスアップして動きの改善と防水性能の確認をしています。
錆びた部分は表面的な部分なので強度を損なわない程度に削って錆を落としました。
見慣れた光景・・・
ネジの形状を覚えているので分け方は適当です。
組み上げて振角250程度、歩度+10秒弱
リセットもちゃんと機能しています。
つぎ!グランドセイコー8J56
9Fの1世代前の機械
ベースの8J自体はドルチェからGSクレドールまで幅広く使われていました。
ただし日付と短針早送りがついているのはGSクレドールのみです。
セイコーらしいカレンダー回り
本剣車の右上が短針早送りを司る歯車ですが、よく壊れている個体があります。
この個体は大丈夫ですがしっかり洗浄とグリスアップします。
歴代セイコークオーツの中でもトップ5に入る組みづらい機械
裏回りの不安定さ、ハックレバーの建付けの悪さが酷いです。
後年になると黒いプラ製の抑えに固定穴が一つ追加されやや改善されています。
バラバラになりました
クオーツとはいえ構成部品は結構多め、したがって油をさす場所も多いです。
多寡の調整は当然のことながら機能や動きを意識して注油していきます。
組み上げて消費電流0.89μA
外装研磨を施したケースに収めてテスト中です。
つぎ!ウォルサム手巻き
アシルト社製の手巻き
中三針の機械になります。
店売用のものですが巻き芯や機械部分に錆などもなく非常に綺麗です。
さすがに一番芯上下には摩耗があったので調整してあります。
他殆ど使用痕がなく綺麗なものです。
振角300度弱、歩度+10秒程度で調整中。
ケーシングしたところ、ほんの少し腐食がありますが上から金メッキをかけなおしてあるので進行は抑えられるかと思います。
裏蓋にはmade in USAの刻印 いまとなっては珍しい刻印かもしれません
中はスイス製の機械、ウォルサムは1954年からスイス製の機械を載せるようになったので、ムーブメントの年代と併せて考えるに1954~60年ごろの時計だと推測します。
年代を考えればまずまず美品でしょうか、針は少し酸化反応かメッキ剥がれか変色が見られますが文字盤との調和を考えてこのままにします。
しばらくランニングテストして販売予定です。
次の出勤は月曜日です、それではまた!